医療用の検品アルバイトに応募
大学を卒業後に入社した会社を退職した僕は晴れてニートとなった訳だ。
会社を辞めてからはある程度自由なことをしようと決めていたのだが,無収入では貯金が減る一方なのでアルバイトを探すことにした。
近年日雇いのアルバイト募集を良く目にするようになったのだが,この時はコロナ渦でバイトの募集すらほとんど掲載されていなかった。
せめて関東圏であれば求人があったのかもしれないが,僕が住んでいるのは福島県・・・。
求人の掲載はあるものの実際には募集していないということが多くあった。
僕は数打てば当たる作戦で片っ端から日雇いバイトに応募しまくった訳だが,実際に返答が来た求人は『医療用の検品』というバイトのみだった。
この求人は業務内容が詳しく掲載されていなかったため実際に現場にて内容を知ることになる。
マスクとガウンの検品,袋詰め
実際に現場に行くと担当者が迎えてくれた。
僕の他にも10人程度日雇いバイトの人が来ていた。
中に入ると医用品というか,衣料品がたくさん陳列してあった。
業務内容を説明されるまでは医療品と衣料品を掲載間違いしたのかと思った。
朝礼を終えて作業をする場に移動すると大量のマスクが壁一面に積まれており,間違いじゃなかったことに気が付いた。
実際に行う業務は積まれているマスクの検品か,医療用ガウン(エプロンみたいな物)の検品と梱包であった。
僕は医療用ガウンの検品と梱包を担当したのだが,これがまた簡単な仕事だった。
5分程度説明を受けると誰でも出来るような仕事で,地元のおばちゃんたちが頼まれた時に働きに来ているようだった。
検品といっても99%程度は良品で,100枚に1枚程度不良品が出れば良い方であった。
これで仕事として成り立つんだなぁと思っていたのだが,こう思えたのは最初の1時間だけであった。
検品のバイトなので黙々と1人で仕事をこなすのは当たり前だが,8時間ずっと立ちっぱなしがきつすぎる。
歩いていればまだ違うのだが,同じ場所に居続けなければならないのだ。
4時間もすれば足がぱんぱんになる。
なぜこの作業を立ってやらなくてはならないのか不思議でならなかった。
また,検品のバイトだけではなく製造系もそうだが,1日に処理した個数を1人ずつ集計される場合がある。このバイトがまさにそうだった。
僕は1日の処理個数で言えば上位に食い込むことが出来たのだが,不器用な人にとってはこの仕事はきついかもしれない。
下位の人と比べると倍以上の個数をこなしている上位陣は『明日も来てほしい』と継続の声がかかるのだが,下位の人たちには『もう来なくていいよ』とはっきり通達される。
悲しい現実だ。
日雇いのアルバイトに何を期待しているのやら。
結局僕は6日間このバイトをすることになるのだが最終日まで足が慣れることはなく,1日の成果も気にしながら仕事をしていたのでもう出来ればやりたくない仕事だと思った。
時給と日給
この医療品検品のアルバイトだが,自給はいくらなのか。
必死に見つけたこのバイト,自給は
900円
誰にでも出来る仕事なので座り仕事であればこの金額は妥当かもしれない。
ただ,立ち仕事なのでせめて1,000円は欲しいところ・・・。
もちろん8時間のフルタイムなので,日給は
7,200円
となる。
ニートで家にいるよりは良いのだが,この日給で1カ月(30日)働いても216,000円。
無給でこの金額は安すぎるね(笑)
また,交通費の支給はないため実費となる訳なのだが,この現場までの距離は23km。
軽自動車だと往復で2ℓ程度のガソリンを使用することになる。
こう考えると日給でいえば7,000円程度になってしまう。
検品バイトのメリットデメリット
ここまで読んでもらうと大体のメリットデメリットが出そろう訳なのだが,ここで一度おさらいしておく。
メリット
①簡単なので誰でもすぐに即戦力
②人と話さずに仕事が出来る
③頭を使わないため別のことを考えながらでも仕事になる
デメリット
①簡単なため自給が低め
②同じ場所に立ちっぱなし
③1日の成果を集計される
④時間が長く感じる
まとめ
検品のアルバイト自体は簡単ですぐに出来るためかなりおすすめする。
特に上記のデメリットが苦にならない人であればなおさらだ。
僕的に重要になるのは時給が見合っているかだ。
今回のアルバイトで一番きつかったのはやはり8時間立ちっぱなしという点だ。
同じ場所にずっと立っている事に慣れていない僕からするとこの仕事は時給が見合っていないと感じてしまった。
同じ検品作業でお金を稼ぐのであれば,派遣会社に登録して検品の仕事を紹介してもらうことを強くおすすめする。
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