派遣の担当とは
基本的には仕事に関しての悩みや,交渉などをこの担当者を通じて会社に話を通してもらうことになる訳だ。
僕の経験上の話だが,派遣の担当者は現場上がりの人が多く存在していると感じる。
優秀だから正社員となり担当をしている人もいれば,人手不足で担当をしている人もいる。
担当者も当然人間,自分に合う合わないは当然出てくる。
また,頼りない人もいれば,何もしてくれない担当もいる。
以下から僕に実際ついてくれた担当の例を記載していこうと思う。
悪い担当の例
これは僕に初めてついてくれた担当者の話になるのだが,いくらでも例が出てきてしまうので一部を記事にしていく。
①頼りない
派遣担当者にはベテランもいれば新人もいる。
僕についてくれた担当者は年齢は40代なのだが,現場から営業に上がったばかりの人だった。
『なんでも相談してくれ。』
『24時間いつでも電話してもらって構わない』
とのことで,入社して2か月後くらいに電話をしてみた。
月の残業時間について確認をしたかったからだ。
実際に電話をかけてみると15時にもかかわらず電話にでない。
そしてその後折り返しもこない。
翌日電話がかかってくると
『昨日は休みだったんだ』
とのこと。
24時間いつでもと言う話はなんだったんだとは思ったのだが,休みは休みなのでしょうがないと本題の『残業時間』の件を話すと
『俺営業になったばかりでなんも分からないんだよね』
と言われた。
何も分からない人が担当についてて何を相談すればいいんだと思った。
本音を言うと担当を変えてもらいたいくらい心配になった。
②信用出来ない
①の件も踏まえての話にはなるのだがそもそも様子を見にくる担当はほとんど出会ったことがない。
契約の時ばかり調子の良いことばっかり言ってその後顔を全然見ないなんてざら。
書面も郵送のみのやり取りや電子が多く数か月に1回会えればいい方だ。
たしかに1人1人に時間を割くことが出来ないのは分かる。
分かるけど1年に数回しか姿を見ることができないレアキャラを信用してなんでも話してくれって無理がある。
僕が最初にお世話になった派遣会社は特にそうだ。
面接をやるとかいいながらその後連絡がないのは当たり前。
最終的には契約更新の書類(2枚)と返信用封筒が送付状もなしで自宅に届く始末。
いや,1枚送り返せって意味は分かるけど・・・。
こんなことばっかりしている担当をどうやって信頼しろって言うんだ。
③物事を軽く考える
実話にはなるのだが,同じ派遣会社から配属されていた人が派遣先の人間に胸ぐらをつかまれて怒鳴られたことがある。後々話を聞くと
『なんでこんなん出来ないんだ』
と言われ
『あんたみたいに長年やっている訳じゃないんです』
と答えたらつかまれたらしい。
普通に考えたらそんな回答する方もする方なのだが,胸ぐらをつかむのももちろん悪い。
こんな出来事を本人が担当に話をするとこう言われたらしい
『工場だからそういう人もいるんだよ』
『そんなの気にしてたら務まらないよ』
『もう少し頑張ってみてよ』
これが担当の仕事だ。
フォローをする訳でもなく,詳しい経緯を聞く訳でもない。
その後この人は何度も辞めたいと相談したのだが,担当が話に全く応じてくれず1ヵ月後に寮から失踪した。
実は僕はこの人に何度も相談を受けていた。
辞めたいとも聞いていた。
また,飛ぶのは辞めた方が良いとアドバイスもしていたのだがよほど追い詰められていたようだ。
派遣の担当は僕ら働きアリの気持ちなんて考えていないことが多い。
その結果がこれだ。
良い担当の例
上記で悪い担当の例を挙げたのだが,全ての担当がこのような悪い例に当てはまるとは限らない。
僕が言っているのは経験上このような傾向があるという経験論だ。
良い担当の話をあげると上記の内容と矛盾する点が生じるのだが,僕が実際に出会ったことのある良い担当の例を挙げていく。
①直接会って話をしてくれる
これは真っ先に良い担当と言える条件だ。
悪い担当の話をしてきた訳なのだが,良い担当は派遣先にも顔を出すし,契約更新や説明が必要な場合等直接面談をしてくれる。
現在のコロナ渦で機会は減ってしまったのかもしれないが,10秒でも1分でも直接会ってくれる担当は良い担当かもしれない。
②相談に乗ってくれる
①にも当てはまる内容だが,定期的に状況の確認をし気にかけてくれる担当は相談にも大体の場合乗ってくれる。
自分のわがままであれば喝を入れられるかもしれないが,環境に関しての相談であれば親身になって聞いてくれるはず。
このように相談に乗ってくれる担当は少ないのでもし出会えたのであれば間違いなく良い担当であろう。
③親しみやすい
直接会うことが出来,相談もし易ければその時点で親しみやすいにはなるのだが,僕が言っているのは少し踏み込んだ話だ。
例えば担当側から何か趣味はないか等,少しプライベートに関する質問を振ってくる担当は良い担当だと思う。
また,聞いてくるだけではなく自分の事も話す担当は尚良いであろう。
心理的に『仕事だけの付き合いじゃないよ』と思わせてくれるような関係性を築こうとしてくれているのだ。
人間は単純でこうされるだけで『良い人(担当)だ』と思いがちである。
担当者にはどこまで本音を話せるか
結論から言うと自分が1度でも不信感を抱いた担当であれば本音を話さない方が良い。
僕は良く派遣の担当者に
『○○さん(派遣先の社員)ってパワハラの噂あるけど実際どうなの』
とか派遣先の情報についての質問を受けていた。
これについて僕が思っている本音を言えるだろうか。
実際に考えてみて欲しい。
この担当は僕が信頼をしていない担当者で,今までに会って喋った時間は数時間程度。
派遣先では仲良くなった社員さんもいれば,いつも声をかけてくれる管理職もいる。
更に1日の仕事を共にしている。
この両者で僕はどちらサイドの味方をするだろうか。
間違いなく派遣先の味方をするだろう。
あくまで所属は派遣会社で,給料もサポートもしてくれる訳なのだが,実際に働いている場所が違う時点で本音を話せる訳がない。
実際にこんな話もある。
担当を信用して相談した結果,派遣先で上長と面談となったのだが,どういう訳か作業者にまでその話が回っていた。
分かりやすく言うと,派遣の担当者が言った内容が上長から作業者にまで話が回ってしまったということだ。
現場内では僕が派遣先に対して悪口を言っていたみたいな空気が漂ってしまい,仕事がやりにくくなった。
元をたどれば担当を信用して言ってしまった自分が悪いのだが,担当も口止めをしなかったことも原因の1つだ。
担当を信用しすぎるとこのようなことがある。
僕的には派遣先側の話を派遣会社に流すのは辞めた方が良いと思っている。
悪い担当がついた場合の対処法
派遣の担当者は自分から指名することが出来ない。
大体の場合は現場ごとの担当が決まっており,派遣先によって担当者が決まるようになっている。
では派遣の担当と合わない等の理由で担当者を変更したい時はどうしたらよいのだろうか。
僕なりの考えを記載していく。
①派遣会社の相談窓口に相談をする
身勝手な理由では通らないことが多いのだが,担当に非がある場合はこの方法が一番良い。
そこで担当替えの希望も申し出ることが大切だ。
相談することで担当者の所属する営業所に連絡が行き,担当の変更が生じる場合がある。
※もちろん100%ではない。
相談窓口がない場合は営業所に連絡をしてみると良い。
直接所長等と話が出来る場合もある。
②現場の移動を申し出る
①を試しても担当者が変わらない場合は自ら現場の移動を申し出るのが手っ取り早い。
別の担当者がいる現場に移動することで担当を変えることが出来る。
ただこれに関しては派遣先の変更が生じるので仕事をまた覚え直したりとそれなりの覚悟も必要だ。
その派遣先に特別こだわりがないのであれば試してみるべきだ。
③退職
②の場合は自分の希望するエリアに派遣先があるかどうかの問題も生じてくる。
しかし,他の派遣会社に切り替えることで希望エリアの求人を見つけることは可能だ。
僕も最終的にはこの方法を取ったのだが,この方法が一番手っ取り早い。
現代の社会は転職が当たり前の社会。
企業側も勤続年数について気にはしているのであろうが,正当な理由があればそれについて細かく追及されると言うことはそうそうないであろう。
このようにどうしても改善されないのであれば退職も考慮してみると良いだろう。
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